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【若手歯科医師におすすめ参考書】インプラント編

若手歯科医師におすすめの参考書:インプラント編

この記事は若手歯科医師に向けて書かれた記事です。

 

注意

このブログの内容は客観的事実に基づき執筆しておりますが、特定の医療行為、手技、手法を推奨するものではありません。

残念ながら医療行為に100%の成功はあり得ません。時に患者様の不利益に繋がることもあります。しかしその可能性を極力低くするための努力はできます。

論文などからの知識のアップデート、長期経過からのフィードバックを得て、患者利益の最大化に努めるべきです。その一助としてこのサイトを活用していただければと思います。

なお、全ての臨床写真は患者様の掲載許可をいただいた上で掲載を行なっております。

 

 

✔︎ 本記事の信頼性

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【ここから始めよう】インプラントの勉強におすすめの書籍

 

歯周外科のマネージメントがある程度できるようになってくると、次はインプラントにチャレンジしていくことになると思います。

 

過去の記事でおすすめさせてもらっている書籍は結構普遍的な選出になっていると思うんですが、今回はかなり個人的なバイアスがかかっています。

 

自分がインプラントを始めるにあたって、すごく参考にさせてもらい、かつ今でもよく参考にさせてもらっている書籍になるので、ぜひ手にとってみてみてください。

 

その他の参考書籍は以下を参考にしてみてください。

歯内療法編はこちらから

若手歯科医師におすすめの参考書:歯内療法編
【若手歯科医師におすすめ参考書】歯内療法編

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歯周外科編はこちらから

若手歯科医師におすすめの参考書:歯周外科編
【若手歯科医師におすすめ参考書】歯周外科編

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The Fabric of the Modern Implantology -近代インプラント治療のテクニックとサイエンス-:船登彰芳著 医歯薬出版

 

インプラントをこれから始めるという方に読んでいただきたいのがこの本になります。

 

インプラントの表面性状や、スレッドデザイン、インプラント体のデザインなど、外科手技以外のインプラント自体の特徴が詳細に記載されているので、現在主流となっているインプラントがどういう特徴を持っていて、どんなメリット、デメリットがあるか、そういったことを学ぶことができます。

 

どのメーカーから出ているインプラントも、一定のクオリティを持っているのは確かですが、その中でどういう差別化を図っているのかを理解する為には、こういったインプラント体自体の特徴を深く知っておく必要があります。

 

中盤からはリッジプリザベーションや、GBRの基本的な考え方が述べられており、インプラントをいれる”器”の話にフォーカスが当てられています。

 

特にリッジプリザベーションはいまだに議論が分かれるところで、いまだに見解が統一されていない分野ですが、その理由についても詳しく述べられています。

 

GBRについては、解剖学的な注意点から切開デザインなどの、減張切開をいかに成功させるかのポイントから、骨補填材、メンブレン(チタンメッシュ)などの材料についても非常に詳しく紹介されています。

 

後半にかけては前歯部インプラントの戦略が豊富な症例写真と共に紹介されており、いかに審美領域のインプラント治療を成功に導くかという命題に深く切り込んでいます。

 

その他、CAD/CAMや光機能化、インプラント周囲炎、インフラオクルージョンなどについても触れられています。

 

インプラント治療に関してのトピックを幅広く扱っているので、初学者のはじめの一冊に本当におすすめの一冊です。

 

 

新版4-Dコンセプトインプラントセラピー: 石川知弘著 クインテッセンス出版

 

今販売されているのは新版で、前著は2008年に出版されており、英語、ドイツ語、中国語、韓国語の4カ国語に翻訳されています。

 

こちらは前述のものと比較するとアドバンスな内容になっており、ある程度慣れてきた先生が次に読む本としておすすめです。

 

特にフォカースが当てられているのが抜歯即時埋入の領域で、その適応症に対する考え方や、術式、戦略が詳細に述べられています。

 

またPET(Partial Extraction  Therapy)についてもここまで詳しく書かれているのは、他に類を見ません。

 

修復治療でのMI(minimally invasive)は広く周知されていますが、インプラント治療においても大規模なGBRは回避できるに越したことはなく、低侵襲な治療は患者さんの身体的な負担や治療期間の短縮など、大きな利益につながります。

 

前歯部審美領域のインプラント治療におけるPETは大きなトピックの一つなので、その内容を知りたい方には非常におすすめです。

 

その他、大規模なGBRの戦略や、軟組織マネージメントについても詳しく書かれています。軟組織マネージメントに関してはインプラントのみならず、天然歯の歯槽堤増大にも応用できるテクニックが解説されているので、その点でもおすすめです。

 

後半では矯正医とのインターディシプリナリーやインプラントオーバーデンチャーなど、非常に高度な内容まで網羅されています。

 

インプラント治療をさらに伸ばしていきたい方に必読の一冊です。

 

 

Quintessence DENTAL Implantology: クインテッセンス出版

 

これは隔月で出されている雑誌になってしまうんですが、初心者向けの記事からアドバンスな内容、最新のトピックまで、インプラントをする先生は必ず目を通しておいた方がいい雑誌です。

 

色んな意味で、様々な著者が色んなことを書いているので、考え方の違いが見えてきますし、参考にしている論文の引っ張り方とか、一人の著者や同じグループの人たちで書いてある書籍では見えないところがわかるのが面白いです。

 

後半にある比較的新しい海外論文の解説も大変勉強になります。

 

各号の特集テーマによって、面白い面白くないの判断が個人で異なってくるとは思いますが、毎号必ず1つは興味を持てるトピックがあるはずです。

 

インプラント治療をするにあたって

risk-management

 

インプラント治療は一般開業医の歯科医師ができる治療の中で、最も侵襲の大きな治療になる為、患者さんに対するリスクマネージメントが非常に重要になります。

 

必要とされる解剖学的な知識はもちろん、臨床的な技術や経験、術中トラブルに対する対応力、術後管理など、求められるものが多岐に渡ります。

 

インプラント治療を初めて行う先生は、症例の選択や、経験豊富な先生の下での施術など、できうる限り最大の配慮をして処置に臨むようにしましょう。

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

Dr.H

論文をベースに臨床に役立つ情報を紹介するブログ。一般の患者さんの悩みに答えられるような内容もあげていきます。もしこんな話題を扱って欲しいなどの要望があれば問い合わせよりご連絡ください。

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