【買ってみた】Aesop toothpaste
シャンプー、コンディショナー、ボディスプレー、ハンドクリームなどなど、色々使っているけど、なかなかチャレンジできなかった歯磨き粉。
Aesopのアイテムはちょこっとしたプレゼントに使えるのもいいですよね!
気になっている人も多いかなと思ったので、今回実際に購入してレビューしてみます!
調べてみたら2019年の7月から日本では扱っているみたいですね。
United arrowsを始め様々なセレクトショップで扱われていますが、購入履歴が残ったり、サンプルを色々もらえたりするので、直営店で買うのが一番いいかなと個人的には思っています。最後に袋にかけてくれるいい匂いのあれもいいですよね!
【価格・内容量】普段使っているやつの○○倍!?
Aesopに限らず最近多いアルミニウム製のチューブですが、これはそれぞれの成分が空気との接触や、日光による分解などを避け、劣化しないようにするための工夫なんだそうです。

ちなみに僕が普段から使用しているのはLIONのチェックアップなんですが、今日現在135gで463円。つまり1グラムあたり3.4円です。
Aesopは60ml表記なので、そのまま換算してはいけませんが、60gと仮定すると、60gで2145円。つまり1グラムあたり35.8円です!!

では早速、その10倍の価値の歯磨きの全容を見ていきましょう!!
【実際に使ってみた】
【クラプロックス】使用しているハブラシ
話はそれますが、愛用しているハブラシはクラプロックスです。
まずテンションが上がるようなカラフルさに目がいくんですが、見た目だけでなく機能も充実しています。
通常よりも植毛されている毛の本数が多いので、汚れの除去効率が高く、かつ毛の固さがコシもありつつ、柔らかいので他の歯ブラシでは味わえないような磨き心地があります。かなりお勧めです。
ペンを持つような形で握ると、自然と適切な角度で歯にあたるような設計になっており、よく考えられているなと思います。
メンタリストのDaiGoさんがお勧めしたということでかなり品薄になってたみたいなんですけど、今は普通に買えるみたいですね。
【実際の使用感】
発泡は多めでこれはあまり好みではありません。一部のレビューサイトで控えめな泡立ちってあったけど、めちゃくちゃ泡立ちますよ、これ。
ただ、イソップの特有のあのいい香りがめちゃくちゃします。なんていうんだろう。めちゃくちゃ好みのいい香りです。

洗い流したあとは強すぎる爽快感もなく非常にいい感じです。ほのかに先ほどのいい香りが残っている感じがしていいですね。
【成分解説】非常に解釈が難しい!!
【歯磨剤の構成要素】
歯磨剤成分のうち研磨剤、保湿剤、発泡剤、結合剤、香料を基本成分とするものを化粧品歯磨剤といい、これに厚労省が許可した薬効成分が一定以上の割合で配合されると医薬部外品歯磨剤になります。
治療を目的に作られるものが医薬品ですが、医薬部外品は、[防止・衛生]を目的に作られるものが多いです。
では早速Aesopの歯磨き粉の成分を見ていきましょう!
表示成分
・炭酸Ca(清掃剤):研磨剤として含まれる基本成分です。
・キシリトール(甘味剤):ちょっと後で言及します!
・セルロースガム(粘結剤):基本成分
・コカミドプロピルベタイン(発泡剤):基本成分
・グリセリン,乳酸(湿潤剤):基本成分
・ピロリン酸4Na(緩衝剤):基本成分
・塩化Na(増粘剤):基本成分
・トウシキミ果実/種子油,スペアミント油,ティーツリー葉油,ヒポファエラムノイデス果汁,ショウズク種子油,チョウジ花油,ワサビ根(香味剤):ちょっと後で言及します
・安息香酸Na,ソルビン酸K(保存剤):基本成分

ということで実際に店員さんに聞いてみました。





他にも色々聞きたかったんですが、ご迷惑をおかけすると思ってやめました!
【本当に医薬部外品??】厚労省のデータを見てみた。
繰り返しになりますが、医薬部外品は厚労省が許可した薬効成分が一定以上の割合で配合されていないといけません。
フッ素が代表的なものですね!

厚生労働省の”医薬部外品の添加物リストについて”によると
先ほどの成分のうち医薬部外品と添加物として薬効成分に含まれているのは
キシリトール、スペアミント油、チョウジ花油
の三種類がありました。

ということで一応薬効成分は入っているみたいですが、これがどの程度の割合で入っているかはわかりませんでした。
さらに期待されていたキシリトールですが、その抑制効果が懐疑的であることが最近のレポートで報告されています。

本当に効果があるかは微妙ですが、これらの成分がある程度の割合で入っているので、医薬部外品として認可が通っているのでしょう!
【フッ素の有無について】今現在のところむし歯予防に効果があるとされるのはフッ素だけ。
今現在、エビデンス的に齲蝕予防に効果があると証明されているのはフッ素のみになります。フロスの使用も、他の成分も、エビデンスベースではう蝕予防の根拠があるとは現状言えません。

フッ素の有効性に関しては誰もが認めるところで、歯磨剤のおすすめを聞かれたらまずフッ素濃度が高濃度で含まれるものを推奨します。
日本においてはこれまで1000ppmが上限とされたフッ素濃度が1500ppmまで引き上げられました。
これは数多くの研究から疫学的にむし歯の予防に対しフッ素の有効性が認められている証拠でもあり、これは未来永劫変わらない事実です。
よってう蝕予防のための第一選択はフッ素が1480ppm含まれる歯磨剤ということになるでしょう。
【まとめ】どんな人におすすめできるか
歯科疾患の予防を目的として、この歯磨き粉を選択する理由はないかと思います。
実際に臨床にあたっているとどうしてもフッ素を避けたいという患者さんが一定数いらっしゃいます。そういう方にはおすすめできるかもしれません。
僕個人の場合は、洗面台を彩るインテリアとしておくことになりそうです。
あとは無駄に所有感を味わいたくなった時に使ってみようかと思います。