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【歯科医が選ぶ良い歯科医院の選び方】:メインテナンス編

maintenance

この記事は一般の方向けに書かれた記事です。

 

注意

このブログの内容は客観的事実に基づき執筆しておりますが、特定の医療行為、手技、手法を推奨するものではありません。

残念ながら医療行為に100%の成功はあり得ません。時に患者様の不利益に繋がることもあります。しかしその可能性を極力低くするための努力はできます。

論文などからの知識のアップデート、長期経過からのフィードバックを得て、患者利益の最大化に努めるべきです。その一助としてこのサイトを活用していただければと思います。

なお、全ての臨床写真は患者様の掲載許可をいただいた上で掲載を行なっております。

 

 

 

✔︎ 本記事の信頼性

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【治療のためでなく、予防のために】定期的に歯科医院に通っていますか?

 

良いメインテナンスを受けられる『歯科医院』に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 

痛くなったら行くところ、治療しに行くところ、などマイナスなイメージではありませんか?

 

しかし現実は、治療で仕方なく通っているという患者さんの人数よりも『予防』の目的で通っている患者さんの人数の方が圧倒的に多いのです。

 

歯科医院での『予防』とは【メインテナンス】のことを指します。【メインテナンス】の目的は大きく3つあります。

 

1.新たに虫歯や歯周病になっていないか定期的に検診して確認

2.疾患や病変の早期発見

3.患者さんが自分自身でどのくらい歯磨きが出来ているか=セルフケアの確認

 

以上の意味合いが【メインテナンス】という名称の中に含まれているのです。 【メインテナンス】は各歯科医院によって保険診療と自由診療があり内容も多少異なりますが、歯科のライセンスを持ったプロが行うプロフェショナルケアに分類されます。

 

【どこでメインテナンスを受ける?】良い歯科医院の見つけ方

よいメインテナンスを受けるには医院選びが大事になってきます。見極めるポイントが 10個程ありますので紹介していきます。

 

根管治療編はこちら

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【歯科医が選ぶ良い歯科医院の選び方】:根管治療編

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1.歯科衛生士が施術している。 歯科医院には様々なスタッフがいます。『予防』メインの業務を行う歯科衛生士にとって【メインテナンス】は得意分野です。もちろん歯科医師も【メインテナンス】の施術は出来ますが、歯科医師はもともとが『治療』メインの国家資格になります。

 

2.毎回同じ歯科衛生士が施術してくれる。=担当制。 その日の状態だけでなく、前回からの経過や初診時からの経過を順を追って診てもらうには担当制がBESTです。お仕事や生活リズムを把握してもらえると、あなたに寄り添ったお話やアドバイスをしてくれます。

 

3.歯科医師のチェックがある。  歯科衛生士1人だけのチェックではなく、歯科医師目線でのチェックもあると安心です。特に歯科医師は高倍率のルーペ(虫眼鏡みたいに拡大してみる道具)を用いていることが多いので、肉眼でチェックしにくいところの確認をしてもらえます。

 

次に挙げる4〜9は【メインテナンス】中のチェックポイントです。

 

4.前回来院時の状態の振り返りがある。 前回からの経過や、新しく使用を始めた歯科用品などがある場合は正しく使えているかチェックが必要です。

 

5.普段気になっていることなどのヒヤリングがある。 冷たいものが痛くはないけどしみるときがあるな・・・など、歯科医師に相談するまでもないかな?と思っていることでも、経過を診すぎると大きな治療に発展してしまうこともあります。【メインテナンス】で小さな不安を聞いてくれることが早期発見につながることがあります。

 

6.今日=現時点のお口の状態を共有してくれる。 手鏡・カメラ・汚れを薬液で赤く染めるなど方法はたくさんありますが、どこがどのように汚れているかを一緒に確認しながら説明をしてもらうとわかりやすいです。

 

7.細かいところまでクリーニングをしてくれる。 普段のセルフケアでは手が届かないところ、歯磨きの苦手なところに汚れが溜まります。なので歯間ブラシ・デンタルフロス・スーパーフロスなどを使用して普段自分でケアが上手く出来ないところほど丁寧に汚れを除去してもらえると安心です。

 

8.セルフケアに対するアドバイスをしてくれる。 【メインテナンス】でお口の中がきれいになりますが、それは一時的なものです。きれいな状態を保っていけるかどうかは患者さん自身の日々のセルフケアにかかっています。そのため患者さんへ、セルフケアが上手にしやすいようなアドバイスをする必要 があるのです。例えば歯間ブラシの紹介や使用方法に関して、歯ブラシの当て方や動かし方など細かく診ていく必要があります。

 

9.次回のメンテナンスまでの期間を相談しながら決めてくれる。 1人1人年齢も違いますしお口の状態も違います。上手に歯磨き出来る患者さんもいれば、苦手な患者さんもいます。全部ご自身の歯の患者さん、総入れ歯の患者さん、インプラントが入っている患者さん・・・様々です。一般的にセルフケアが苦手な患者さんはそのぶん虫歯や歯周病になるリスクが高いと判断出来ますので、次回の来院期間を短めに設定していきます。セルフケアが上手に出来ている患者さんは虫歯や歯周病になるリスクが低いと判断出来ますので、次回までの期間を長めに設定していきます。【メインテナンス】のたびに毎回お口の状態は異なると思いますので、期間もその都度設定することが望まれます。

 

10.自分の生活リズムに合っている。 予約を取りやすい曜日や時間帯、休診日などです。【メインテナンス】で長い期間通うことになるので、例えば土日に診療している歯科医院・夜間22時まで診療している歯科医院・駅から近い歯科医院・予約がネットで出来る歯科医院など自分に合った歯科医院を探すことが必要です。患者さん自身、時間や気持ちに余裕をもって来院していただくことがよい【メインテナンス】につながります。

 

 

【まとめ】今何も症状がない人も、一度専門家に見てもらいましょう

 

ポイントを1〜10まで挙げましたが、ご自身の通われている歯科医院はいかがだったでしょうか。 また、今現在歯科医院に定期的に通院していない方は、上記のポイントを参考に歯科医院選びをしてみてください。

 

日本は平均寿命が延び、人生100年時代といわれています。生涯を通して自分の口からおいしいものを食べていたいですよね。

 

また、かみ合わせの不具合や消化不良で身体の他の部分に悪影響を及ぼさないように予防することも大切です。そのためにも、通いやすくてお気に入りの歯科医院をみつけてお口の中の健康を保っていきまし ょう。

 

2012年に、雑誌プレジデントで行われた、【「リタイア前にやるべきだった……」後悔トップ20】のアンケートでは、「歯の定期検診を受ければよかった」というのが一位になっています。

 

歯の中をきれいにするということは、その見た目だけではなく、全身疾患や、QOLにも直結するものです。歯のせいで生活の質が落ちることのないように今からケアしていただければと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

Dr.H

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